村田 交流戦史上最多5本目サヨナラ打「心の準備はしていた」
一塁ベースを踏み、本塁を見つめた。二塁走者の代走・鈴木がサヨナラのホームイン。巨人・村田は右手を高く突き上げると、歓喜の輪の中でもみくちゃにされた。

 「選手みんな優勝するつもりでやっている。この勝ちがきっかけでチームが良くなればいい」

 2―2の9回だ。直前に5番・阿部が敬遠気味に歩かされ、2死一、二塁。心は落ち着いていた。1―3からの5球目。スライダーを左前に運んだ。お立ち台で「阿部さんが歩かされるのはいつも通りなので、心の準備はしていました」と笑いを誘った。2年ぶりのサヨナラ打で、チームは今季2度目のサヨナラ勝ち。連敗を5で止め、3位に浮上した。

 9回無死一塁。高橋監督は「一番打っている打者だけど、なんとかワンチャンスで」と打率リーグトップの坂本に今季初めて犠打のサインを出した。試合前のミーティング。主将の坂本は「みんな試合に入っていけていない。気持ちをもっと入れていこう」と声を張り上げた。監督の勝ちにこだわったタクトと、主将が決めた犠打で広がった好機。男・村田が燃えないわけがなかった。
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6/16 スポニチアネックス

 

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見事なサヨナラ勝ちでした。戦力的に劣る楽天相手ですからもう少し楽に勝てると思ったのですが、野球は簡単ではありません。内海のピッチングはコントロールがよく前回の登板に続いて安定感がありました。ウィーラーの本塁打は本人も「悔やんでも悔やみきれない」と言っています。「四球OK」のつもりで投げたチェンジアップがボールゾーンに投げ切れなかっただけなので、配球ミスではなくコントロールミスですから仕方ありません。その辺はまだ本調子ではないと言う事でしょう。

 

村田はナイスバッティングでした。シーズン前に岡本を使えと言っていたことを直接本人に謝罪したいくらいです(笑)。それはそうと、村田のサヨナラ打を演出したのは坂本の送りバント、いわゆるヨシノブ采配でしょう。

お見事!ヨシノブ采配

 9回裏、2番・橋本が先頭で出塁し代走・鈴木。続く3番・坂本が送りバント。長野がレフトフライに倒れ阿部が敬遠気味に四球。そして村田のサヨナラとなったわけです。

首位打者の坂本に送りバント?となった、巨人ファンもいたと思いますがこの場面は、仮に失敗していても送りバントで正解です。

 

根拠としては、

①1点でサヨナラ勝ちの場面であり、2,3点を狙いチャンスを広げる場面でないこと。

②首位打者とはいえ、最近5試合の打率が1割台で更に、前の3打席は凡退。

③4番・長野の最近5試合の打率が4割超え。

④相手バッテリーは5番に阿部がいるため好調長野と勝負を避けられない。

 

根拠①、②だけでは坂本のバントはなかったはずです。根拠③と④があってはじめて坂本のバントに明確な根拠ができたのです。ですからヨシノブ監督も迷いはなかったと思います。長野で勝負がつくのが理想だと思うのですが、仮に村田が打てなくとも誰も責めることができない素晴らしい采配だったと思います。

 

逆に楽天ベンチは阿部を歩かせた後、なぜ青山を交代しなかったのか?先頭にヒットを許し、送りバントを決められ、長野にいい当たりをされ、阿部を敬遠気味で歩かせる。

この状況で青山の心理を考えたら交代でしょう。同点ですから8回を好投した青山を続投するのは分かります。しかし、この状況で交代しないのはいかがなものか?間違いなく村田をナメて延長を視野に入れ、投手を継ぎ込めなかったんでしょう。結果的にこの試合は両監督の判断が勝負を決めた試合になりました。

 

ヨシノブ監督この調子でよろしくお願いします。